「投資を始めた方がいい気はする。でも、何から手をつければいいのかわからない」
そんな会社員は多いと思います。
NISA、投資信託、日本株、米国株、高配当株……。調べ始めると選択肢が多く、むしろ迷ってしまいます。
私自身も会社員として働きながら資産形成を続けてきましたが、振り返ると大切だったのは、最初から「一番儲かる投資」を探すことではありませんでした。
大事なのは、長く続けられる仕組みを作ることです。
この記事では、これから資産形成を始めたい会社員向けに、最初に考えておきたいポイントをまとめます。
資産形成は「入金力」がかなり重要
投資というと、どうしても利回りに目が向きます。
年5%なのか、年10%なのか。
もちろん運用利回りは重要です。
しかし、資産がまだそれほど大きくない時期は、それ以上に「毎年いくら投資に回せるか」が重要になります。
たとえば100万円を年10%で運用しても、1年間の利益は10万円です。
一方、毎月5万円を積み立てれば、年間60万円を新しく投資できます。
資産形成の初期段階では、
収入 − 生活費 = 投資に回せるお金
を増やすことの影響が非常に大きいです。
そのため、投資だけを見るのではなく、
- 固定費を増やしすぎない
- 収入が増えても生活水準を上げすぎない
- 余ったお金を定期的に投資する
という仕組みを作る方が、長期的には効いてきます。
最初はインデックス投資でも十分
投資を始めると、個別株を分析したり、将来大きく上がりそうな会社を探したくなるかもしれません。
それ自体は投資の面白さでもあります。
ただ、資産形成を目的にするのであれば、最初から個別株を選ばなければいけないわけではありません。
全世界株式や米国株式など、幅広い企業に分散投資するインデックスファンドを積み立てる方法もあります。
特に会社員の場合、仕事をしながら毎日企業分析を続けるのは簡単ではありません。
「投資に使う時間を少なくできる」という意味でも、インデックス投資には大きなメリットがあります。
NISAは優先して使いたい
日本で資産形成をするなら、NISAは非常に使いやすい制度です。
通常、株式や投資信託で利益や配当が出ると税金がかかります。
一方、NISA口座で得た一定範囲の利益については非課税になります。
長期間運用するほど、税金がかからない効果は積み重なっていきます。
そのため、これから投資を始めるのであれば、まずNISAの枠をどう使うかを考えるのが基本になるでしょう。
ただし、「NISAだから安全」という意味ではありません。
NISAはあくまで税制上の制度であり、購入した株や投資信託の価格が下がる可能性はあります。
生活防衛資金は投資とは分ける
投資を始めると、できるだけ多くのお金を市場に入れたくなることがあります。
しかし、生活費まで投資に回すのはおすすめしません。
突然の出費や収入減少が起きたときに、株価が下がっていても投資商品を売らなければならなくなるからです。
そのため、
当面の生活に必要なお金は現金で確保し、すぐに使わないお金を投資する
という考え方が重要です。
必要な生活防衛資金の金額は、家族構成や雇用の安定性などによって変わります。
「全員○か月分」と決めるより、自分の生活に合わせて考える方が現実的です。
高配当株という選択肢もある
資産形成を続けていると、高配当株に興味を持つ人もいるでしょう。
高配当株の魅力は、株を保有していることで定期的に配当金を受け取れることです。
資産額が増えてくると、年間の配当額も徐々に大きくなります。
一方で、高配当だから良い会社とは限りません。
業績悪化によって減配されることもありますし、配当利回りが高いのは株価が大きく下落しているから、という場合もあります。
そのため、
- 利益が安定しているか
- 配当を継続できそうか
- 財務に無理がないか
- 特定の銘柄に集中しすぎていないか
などを見る必要があります。
高配当株投資は、インデックス投資とは違う面白さがありますが、その分、企業を見る手間も増えます。
投資で一番難しいのは「続けること」
投資を始めること自体は、それほど難しくありません。
証券口座を開いて、投資信託や株を買えば始められます。
難しいのは、その後です。
株価が上がればもっと買いたくなり、株価が下がれば売りたくなる。
ニュースを見るたびに、
「今は買わない方がいいのでは」
「暴落するのでは」
「この株の方が儲かるのでは」
と考えてしまいます。
しかし、長期の資産形成では、短期的な値動きよりも、市場に長く居続けることの方が重要になることがあります。
そのため、自分が不安なく続けられる投資方法を選ぶことが大切です。
会社員と資産形成は相性がいい
会社員には、毎月ある程度決まった給与が入ってくるという強みがあります。
この安定したキャッシュフローを使って、
給料が入る → 一定額を投資する
という仕組みを作れます。
毎月の金額がそれほど大きくなくても、10年、20年と続ければ差が出てきます。
資産形成では、派手な一発よりも、地味な積み重ねの方が強いことがあります。
まとめ
これから資産形成を始める会社員が最初に意識したいのは、次のようなことです。
- 投資利回りだけでなく入金力を意識する
- NISAなどの制度を活用する
- 最初はインデックス投資でも十分
- 生活防衛資金は現金で残す
- 高配当株や個別株は余裕が出てからでも遅くない
- 無理なく長期間続けられる方法を選ぶ
資産形成は、数か月で結果を出すものではありません。
5年、10年、20年という時間を味方につけることで、少しずつ効果が大きくなっていきます。
このブログでは今後、NISA、インデックス投資、高配当株、個別株、配当金、資産形成と働き方の関係など、会社員目線で実体験も交えながら書いていきたいと思います。
※本記事は特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。


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