行政書士試験が近づいてくると、「あと少しでも勉強しないと」「まだ覚えていないところがある」と焦ってしまいます。
しかし、試験1週間前くらいからは、勉強時間を増やすこと以上に体調を崩さないことが重要だと思います。
行政書士試験は長時間の試験です。どれだけ勉強していても、試験当日に寝不足だったり、風邪を引いていたり、お腹の調子が悪かったりすると、本来の実力を発揮できません。
今回は、行政書士試験直前に意識しておきたい体調管理についてまとめます。
試験直前は「能力を伸ばす」より「実力を出せる状態を作る」
試験1週間前になってから、実力を劇的に伸ばすのは簡単ではありません。
一方で、睡眠不足、風邪、胃腸の不調、疲労の蓄積、生活リズムの乱れなどは、たった数日でも起こります。
そのため、直前期は、**「これ以上大きく伸ばす」よりも「今まで身につけた実力を100%出す」**という考え方に切り替えた方がいいと思います。
1週間前から睡眠を優先する
個人的に最も大切だと思うのが睡眠です。
試験直前になると、「もう少しだけ勉強しよう」と夜更かししてしまいがちです。
しかし、睡眠時間を削ってまで勉強するメリットはあまり大きくありません。
むしろ寝不足になると、集中力や判断力が低下し、ケアレスミスが増える可能性があります。
行政書士試験では、単純な暗記だけではなく、長い問題文を読んで判断する問題もあります。
頭がしっかり働く状態で試験を受けることが非常に重要です。
試験前だからといって急に生活リズムを変えない
試験開始時間に合わせて起きられるようにしておくことは大切ですが、直前になって極端に生活リズムを変える必要はありません。
普段0時に寝て7時に起きている人が、突然21時就寝・5時起床にするようなことをすると、逆に眠れなくなる可能性もあります。
少しずつ試験当日に合わせていく程度で十分です。
食事も「いつも通り」が基本
試験直前だからといって、特別なものを食べる必要もないと思います。
むしろ大切なのは、普段食べ慣れているものを食べることです。
試験前日に突然、脂っこい料理を大量に食べたり、普段食べないものを食べたりすると、胃腸の調子を崩す可能性があります。
試験前日も当日の朝も、基本的にはいつも通りでいいでしょう。
カフェインの摂りすぎにも注意
試験勉強中にコーヒーやエナジードリンクを飲む人も多いと思います。
ただし、直前期に眠気を飛ばそうとしてカフェインを大量に摂るのはおすすめしません。
夜の睡眠に影響すると、翌日の集中力が落ちてしまいます。
こちらも基本的には、普段飲んでいる量を大きく変えないというのが無難です。
激しい運動は控える
普段から運動している人であれば、軽い運動を続けるのは問題ないと思います。
散歩や軽いジョギングなどは、気分転換にもなります。
一方、試験直前に長距離ランニングや激しい筋トレ、登山などをして、強い筋肉痛や疲労を残す必要はありません。
試験直前の運動は、鍛えるためというより、頭をリフレッシュするためくらいに考えておくといいと思います。
インフルエンザに注意!試験直前は感染対策も重要
行政書士試験が実施される11月は、インフルエンザの流行が始まったり、感染が拡大したりする時期でもあります。
流行している地域では、特に注意が必要です。
インフルエンザに感染すると、高熱や倦怠感などによって勉強どころではなくなります。
何より怖いのは、試験当日にインフルエンザを発症してしまうことです。
これまで何百時間、何千時間と勉強してきたのに、体調不良で受験できなくなってしまっては、非常にもったいないです。
そのため、試験1週間前くらいからは、普段以上に感染対策を意識したいところです。
具体的には、
- 不要不急の人混みへの外出を控える
- 電車や混雑した屋内ではマスクの着用を検討する
- 帰宅後や食事前には手洗いをする
- 室内の換気を心がける
- 十分な睡眠を取る
- 体調の悪い人との接触をできるだけ避ける
といった対策が考えられます。
特に、試験直前の飲み会やイベントなどは、試験後に回すのもいいと思います。
また、インフルエンザワクチンは発症予防などに役立ちますが、接種後すぐに十分な効果が得られるわけではありません。接種を考えている人は、余裕を持って検討しましょう。
万が一、発熱や強い倦怠感などの症状が出た場合には、無理をせず医療機関に相談してください。
試験の実施団体が公表している感染症への対応や受験上の注意事項も確認しておくと安心です。
試験直前は、勉強時間を1時間増やすよりも、インフルエンザに感染しないための行動を優先する価値があると思います。
試験前日は勉強を早めに切り上げる
試験前日は、最後まで勉強したくなります。
しかし、夜遅くまで勉強して睡眠時間を削るくらいなら、早めに終わらせた方がいいと思います。
前日に確認するとしたら、自分のまとめノート、間違えた問題、条文、数字や期限などの暗記事項といった、これまで勉強してきた内容を軽く確認する程度で十分です。
そして、試験前日には新しいテキストや新しい問題集には手を出さない方がいいです。
直前になって新しい情報を大量に入れると、これまで自分の中で整理されていた知識がかえって混乱することがあります。
ここまで勉強してきた自分の教材を信じましょう。
試験会場までのルートは事前に確認しておく
体調管理とは少し違いますが、試験当日のストレスを減らす意味で重要です。
試験会場までの電車、最寄り駅、駅から会場までの道、所要時間は前日までに確認しておきましょう。
当日に道を調べながら移動すると、それだけで疲れます。
時間には十分余裕を持って出発した方が安心です。
当日の朝食も食べ慣れたものを
試験当日の朝も、特別なことをする必要はありません。
普段朝食を食べているなら、いつも通り食べる。
普段あまり食べない人が、試験だからと大量に食べる必要もありません。
個人的には、「試験だから特別なことをする」より、普段の生活をそのまま試験会場まで持っていくという感覚が一番いいと思います。
試験中の水分や昼食も考えておく
行政書士試験当日は、会場に着いてから試験が終わるまで長時間になります。
水分や軽食についても事前に準備しておくと安心です。
試験直前に食べすぎると眠くなる人もいるので、自分が普段食べている量を基準にするといいでしょう。
また、水分も一気に大量に飲むのではなく、適度に取る方がいいと思います。
一番避けたいのは「直前に無理をすること」
行政書士試験の直前期には、不安になるのが普通です。
しかし、不安だからといって睡眠時間を削ってまで勉強するなど、無理をすると逆効果になることもあります。
試験直前に必要なのは、追い込みというより調整です。
スポーツの試合前と同じで、本番にピークを持っていくことを意識した方がいいと思います。
まとめ|試験直前は体調管理も試験対策の一つ
行政書士試験前は、どうしても勉強量ばかり気になってしまいます。
しかし、本番で実力を出すためには体調管理も重要です。
特に意識したいのは、
- 睡眠時間を削らない
- 普段と大きく違う生活をしない
- 食事は食べ慣れたものにする
- 激しい運動を控える
- インフルエンザなどの感染対策を徹底する
- 前日は早めに勉強を終える
- 新しい教材には手を出さない
- 当日の移動や持ち物を事前に準備する
といったことです。
ここまで勉強してきたのであれば、最後の数日で必要なのは知識を無理やり増やすことではありません。
これまで積み上げてきたものを、本番でしっかり出せる状態にすること。
これも立派な試験対策です。
試験直前だからこそ、焦って無理をするのではなく、しっかり寝て、しっかり食べて、感染症にも気をつけながら、万全の状態で試験当日を迎えましょう。


コメント