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【2026年版】奨学金は繰上返済すべき?株式投資と比較!第一種は急いで返す必要なし?

投資・資産形成
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「奨学金は借金だから、できるだけ早く返した方がよい」

そう考えている人は多いのではないでしょうか。

しかし、私は必ずしもそうは思いません。

むしろ、奨学金の種類や金利によっては、繰上返済せずに株式投資を優先した方が、資産形成に有利になる可能性があると考えています。

実は、私自身も学生時代に第一種奨学金を借りていました。

しかし、繰上返済は一切しませんでした。

今回は、実際に奨学金を利用した経験と、個人投資家としての視点から、奨学金の繰上返済と株式投資のどちらを優先すべきか考えてみます。

結論:第一種は繰上返済不要、第二種は金利次第

最初に私の結論です。

  • 第一種奨学金(無利子):原則として繰上返済を急ぐ必要はない
  • 第二種奨学金(有利子):金利や投資方針によって判断する

第一種奨学金は無利子なので、繰上返済しても利息を節約できません。

一方、第二種奨学金には利息が発生します。

そのため、金利が高い場合は繰上返済のメリットが大きくなります。

ただし、借金を早くなくしたいという安心感も大切です。経済合理性だけでなく、自分の性格や家計状況に合わせて判断する必要があります。

私自身、第一種奨学金を借りていたが、繰上返済は一切しなかった

実は、私自身も学生時代に第一種奨学金を借りていました。

しかし、繰上返済は一切しませんでした。

理由は非常にシンプルです。

第一種奨学金は金利が0%だからです。

無利子の借金を早く返済しても、支払利息が減るわけではありません。

それならば、手元に資金を残しておいた方が合理的だと考えました。

私は個別株を中心に株式投資を行い、長期的な資産形成を重視しています。

そのため、無利子の奨学金を急いで返すより、余裕資金を資産運用に活用する方が魅力的でした。

もちろん、株式投資で必ず利益が出るわけではありません。

しかし、第一種奨学金は無利子なので、手元資金を残しておくことによる選択肢の広さは大きなメリットです。

今振り返っても、繰上返済をしなかった判断は合理的だったと考えています。

第一種奨学金を繰上返済しない方がよいと考える3つの理由

① 金利0%なので利息を節約できない

第一種奨学金の最大の特徴は、無利子であることです。

例えば、300万円の第一種奨学金を借りていたとしましょう。

通常どおり返済しても、繰上返済しても、返す元本は300万円です。

つまり、繰上返済によって利息を節約することはできません。

一方、金利のある借金なら早く返済するほど利息を減らせます。

この違いは非常に重要です。

② 株式投資によって資産を増やせる可能性がある

仮に、手元に300万円の余裕資金があるとします。

これを年平均4%で20年間複利運用できた場合、単純計算では次のようになります。

300万円 × 1.04^20 ≒ 657万円

運用益は約357万円です。

もちろん、これは毎年4%で運用できたと仮定した計算であり、税金や手数料は考慮していません。

実際の株式投資では、年によって大きな損失が発生することもあります。

また、奨学金を毎月返済するために運用資産を取り崩す場合は、この金額をそのまま実現できるわけではありません。

それでも、無利子の奨学金を繰上返済するために資金を使うと、その資金を運用する機会は失われます。

私は、この機会損失を重視しています。

③ インフレによって借金の実質的な負担が減る

もう一つ重要なのがインフレです。

例えば、毎年2%のインフレが20年間続いたと仮定します。

20年後の100万円の実質価値は、現在の貨幣価値に換算すると約67万円です。

つまり、物価が上昇すれば、将来返済する固定額の借金の実質負担は小さくなります。

第一種奨学金は金利0%なので、インフレが続く環境では実質的な返済負担が軽減されます。

もちろん、給与が物価と同じペースで増えるとは限りません。

しかし、長期的に見れば、無利子で資金を借りられることには大きな経済的価値があります。

第二種奨学金は金利によって判断が変わる

一方、第二種奨学金は有利子です。

JASSOの第二種奨学金には、主に次の2つの利率算定方式があります。

  • 利率固定方式:返還終了まで原則として同じ金利
  • 利率見直し方式:おおむね5年ごとに金利を見直す

利率には年3.0%の上限が設けられています。

ただし、実際の適用金利は貸与終了時期や利率算定方式によって異なります。

詳細はJASSO公式サイトで確認してください。

金利1%未満なら株式投資を優先する選択肢もある

仮に、第二種奨学金の金利が0.5%だったとします。

繰上返済すれば年0.5%相当の利息負担を減らせます。

一方、長期的な株式投資では、それを上回るリターンを得られる可能性があります。

もちろん、株式投資には元本割れのリスクがあります。

ただ、金利0.5%という低い借入コストであれば、私は無理に繰上返済する必要はないと考えます。

金利2〜3%なら繰上返済も有力

一方、金利が2〜3%になった場合はどうでしょうか。

繰上返済による利息削減のメリットが大きくなります。

特に金利3%の場合、繰上返済によって将来の利息負担を確実に減らせます。

株式投資で年3%以上のリターンを得られるかは不確実です。

しかし、借金の返済による利息削減は確実です。

さらに、課税口座で株式投資をする場合、売却益や配当には原則として20.315%の税金がかかります。

税引後3%の利益を確保するには、単純計算で税引前約3.76%の利益が必要になります。

このため、第二種奨学金の金利が高い場合は、繰上返済を優先する選択にも十分な合理性があります。

第二種奨学金300万円を20年間で返済した場合の利息

実際に、金利によって返済総額がどれほど変わるのか確認してみましょう。

300万円を20年間、毎月元利均等返済すると仮定した場合の概算です。

年利毎月返済額総利息
0%12,500円0円
0.5%約13,140円約15万円
1%約13,797円約31万円
2%約15,177円約64万円
3%約16,638円約99万円

※一般的な元利均等返済による概算です。実際のJASSOの返還額は返還方式、据置期間利息、端数処理などにより異なります。

金利0.5%なら総利息は約15万円ですが、3%なら約99万円になります。

その差は約84万円です。

第二種奨学金の場合、金利を確認せずに返済方針を決めるのはもったいないと思います。

NISAを活用すれば株式投資のメリットはさらに大きくなる

奨学金の繰上返済と株式投資を比較する際には、NISAの存在も重要です。

NISA口座で購入した対象商品の売却益や配当・分配金は、所定の条件を満たせば非課税になります。

通常の課税口座では、株式の利益に原則20.315%の税金がかかります。

例えば、株式投資で10万円の売却益を得た場合、通常の課税口座なら税引後は約8万円です。

一方、NISA口座なら10万円をそのまま受け取れます。

ただし、NISAは利益を保証する制度ではありません。

株式市場が下落すれば、元本割れすることもあります。

それでも、長期的な資産形成を行ううえで、NISAの非課税メリットは大きいと考えています。

奨学金を返済するか投資するか、私ならこう判断する

私なら、次のように判断します。

条件私の考え
第一種・金利0%繰上返済しない
第二種・金利0.5%投資を優先する
第二種・金利1%投資を優先する方向で検討
第二種・金利2%投資と繰上返済を比較
第二種・金利3%繰上返済を積極的に検討

※これは私個人の判断基準であり、一般的な推奨基準ではありません。

ただし、株式投資を優先する場合でも、生活防衛資金を確保することが前提です。

奨学金の返済に充てるお金まで株式投資に回してしまうと、株価が暴落した場合に返還が難しくなる可能性があります。

また、個別株への集中投資は、分散された投資信託と比べて大きな損失が発生することもあります。

奨学金を返済するためのお金と、リスクを取って運用できるお金は明確に区別するべきです。

奨学金は株式投資のために借りるものではない

ここで一つ注意しておきたいことがあります。

本記事は、奨学金を借りて株式投資をすることを推奨するものではありません。

JASSOの貸与奨学金は、学業に必要な資金を支援する制度です。

この記事で考えているのは、すでに奨学金を借りていて、返済に充てることもできる余裕資金がある場合の資金配分です。

借金をして株式投資を行うこととは分けて考える必要があります。

また、返還が難しくなった場合には、無理に投資を継続するのではなく、JASSOの減額返還制度や返還期限猶予制度などの利用を検討することも大切です。

借金がない安心感にも価値はある

ここまでは、主に経済合理性の観点から考えてきました。

しかし、必ずしも全員が同じ結論になるとは限りません。

借金があること自体にストレスを感じる人もいると思います。

そのような人にとっては、金利が低くても繰上返済によって安心感を得られることに価値があります。

私自身は、無利子の借金を急いで返す必要はないと考えましたが、完済による精神的なメリットを重視する考え方も理解できます。

お金の使い方には、その人の価値観も反映されるからです。

まとめ:奨学金は借金だから早く返す、とは限らない

今回の結論をまとめます。

  • 第一種奨学金は無利子なので、基本的に繰上返済を急ぐ必要はない。
  • 第二種奨学金は金利によって判断が変わる。
  • 低金利なら株式投資を優先する選択肢もある。
  • 金利が高い場合は、繰上返済による確実な利息削減が魅力になる。
  • 投資には元本割れリスクがあるため、生活防衛資金の確保が大前提。

私は実際に第一種奨学金を借りていましたが、繰上返済は一切しませんでした。

無利子という条件を活かし、手元資金を確保する方が合理的だと考えたからです。

資産形成では、収入を増やすことや投資で利益を得ることだけでなく、限られたお金をどこに配分するかも重要だと思います。

奨学金は借金だから早く返すべき。

そんな固定観念にとらわれず、金利や投資のリスクを踏まえて、自分にとって最適な選択をしていきたいですね。


参考資料

※本記事は、筆者自身の奨学金返還経験と資産形成に関する考え方を紹介するものであり、特定の金融商品の購入や投資行動を推奨するものではありません。

株式投資には元本割れのリスクがあり、将来の運用成果は保証されません。奨学金の返還方法については、借入条件や家計状況を確認したうえで、ご自身の判断で決定してください。

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