危険物取扱者の最上位資格である「甲種」。
私は以前、乙種第4類(乙4)に合格し、その後、甲種危険物取扱者の資格も取得しました。
甲種は乙4と比較して試験範囲が広く、特に第1類から第6類までの危険物の性質を覚えるのが大変です。
そこで重要なのがテキスト選びです。
今回紹介するのは、赤染元浩氏監修の**『一発合格!甲種危険物取扱者試験テキスト&問題集』**です。
甲種の受験を考えている人におすすめしたい一冊です。
おすすめテキスト『一発合格!甲種危険物取扱者試験テキスト&問題集』
まずは書籍の基本情報です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書籍名 | 一発合格!甲種危険物取扱者試験テキスト&問題集 |
| 監修 | 赤染元浩 |
| 出版社 | ナツメ社 |
| 発行日 | 2012年11月1日 |
| ページ数 | 512ページ |
| 定価 | 2,640円(税込) |
| 特徴 | テキスト・練習問題・模擬試験3回分 |
この本の魅力は、甲種に必要な知識を一冊で体系的に勉強できることです。
法令、物理・化学、危険物の性質という3分野を網羅しており、解説だけでなく豊富な練習問題も用意されています。
このテキストをおすすめする3つの理由
1.解説が充実している
甲種危険物取扱者の試験範囲は、乙4よりもかなり広くなります。
特に危険物の性質については、第1類から第6類まで覚える必要があります。
ただ暗記するだけでは、危険物ごとの特徴を混同しやすくなります。
その点、本書は法令、物理・化学、危険物の性質を体系的に整理しているので、最初から順番に勉強しやすい構成です。
特に物理・化学の解説が充実しているのは、魅力だと思います。
2.問題演習が豊富
資格試験の勉強で大切なのは、テキストを読むだけで終わらないことです。
私自身、さまざまな資格試験を勉強してきましたが、問題演習を繰り返すことが合格への近道だと感じています。
本書には、復習問題や練習問題のほか、模擬試験が3回分収録されています。
そのため、知識をインプットした後、そのまま問題演習に進むことができます。
テキストを読む→問題を解く→間違えた箇所を復習する
このサイクルを繰り返すのがおすすめです。
3.一冊で勉強を進めやすい
甲種の参考書を何冊も購入する必要があるのか、悩む人もいると思います。
個人的には、最初から何冊も購入する必要はないと考えています。
まずは一冊のテキストを繰り返し勉強して、知識を定着させる方が効率的です。
この本は約500ページとボリュームがありますが、その分、甲種で必要となる範囲をまとめて学習できます。
追加の問題演習が必要になった段階で、問題集を購入する方法でもよいでしょう。
甲種危険物取扱者試験は乙4より難しい?
私は乙4を取得した後、甲種にも合格しました。
両方を比較すると、やはり甲種の方が難しいと感じます。
最大の違いは試験範囲です。
乙4では第4類の引火性液体を中心に勉強しますが、甲種では第1類から第6類までのすべての危険物が対象となります。
例えば、
- 第1類:酸化性固体
- 第2類:可燃性固体
- 第3類:自然発火性物質及び禁水性物質
- 第4類:引火性液体
- 第5類:自己反応性物質
- 第6類:酸化性液体
と、それぞれ性質が異なります。
特に第3類や第5類などは、乙4だけを勉強してきた人にとって新しい内容が多くなります。
ただし、乙4で学んだ知識が無駄になるわけではありません。
法令や第4類危険物の知識など、共通する内容もあります。
そのため、乙4を取得してから甲種に挑戦するのもおすすめです。
甲種危険物取扱者に合格するための勉強方法
私がおすすめするのは、次のような勉強方法です。
まずはテキストを一周する
最初は完璧に覚えようとする必要はありません。
甲種には多くの物質が登場しますが、最初から細かい数値まで覚えるのは大変です。
まずは全体像を把握することを優先します。
二周目からは問題演習を中心にする
一周したら、今度は問題を解きながら勉強します。
間違えた問題は、テキストの該当箇所に戻って確認します。
特に危険物の性質は、繰り返し問題を解くことで少しずつ覚えられると思います。
試験直前は暗記項目を重点的に確認する
甲種では、危険物の性質や消火方法など、暗記が必要な項目も多くあります。
第1類から第6類までの特徴を整理し、間違えやすいポイントを重点的に確認しましょう。
また、法令の数値や基準についても直前に復習するとよいと思います。
最後は模擬試験を解いて、苦手分野が残っていないか確認します。
甲種の合格基準は?
甲種危険物取扱者試験は、次の3科目から構成されています。
| 試験科目 | 問題数 |
|---|---|
| 危険物に関する法令 | 15問 |
| 物理学及び化学 | 10問 |
| 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 | 20問 |
| 合計 | 45問 |
合格するには、各科目でそれぞれ60%以上の正答率が必要です。
全体で60%取れればよいわけではありません。
物理・化学だけ得点が低い場合などは、ほかの科目で高得点を取っても不合格になってしまいます。
そのため、苦手科目を作らないことが大切です。
注意点:法令の最新情報は確認しよう
今回紹介した『一発合格!甲種危険物取扱者試験テキスト&問題集』は、2012年に発行された書籍です。
そのため、現在受験する人は法令改正などに注意する必要があります。
危険物の基本的な性質や物理・化学の基礎知識については引き続き勉強に役立ちますが、法令については最新の情報を確認しましょう。
必要に応じて、新しい問題集を追加するのもおすすめです。
まとめ:甲種危険物取扱者の勉強は一冊を繰り返すのがおすすめ
甲種危険物取扱者試験は乙4より試験範囲が広く、勉強する内容も多くなります。
しかし、適切なテキストを選んで繰り返し勉強すれば、十分に合格を目指せる試験です。
私も乙4を取得した後、甲種に合格することができました。
今回紹介した『一発合格!甲種危険物取扱者試験テキスト&問題集』は、解説と問題演習の両方が充実している、おすすめの参考書です。
甲種の勉強をこれから始める人は、ぜひ参考にしてみてください。


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