よく巷で言われている、英語を聞くだけで英語がしゃべれるとうことですが、本当に可能かどうかをまとめてみました。
英語を聞くだけで英語がしゃべれるとうことをうたっている教材・CDもあります。
私には私なりの持論がありますので、それについて述べておきたいと思います。
①英語を聞くだけで英語がしゃべれるようになるのであれば国が学習要領に取り入れるはず
国が小学校から英語を学習するようすすめているように、本当に効果があるものであれば導入されるはずです。
日本人の英語力の低さは際立っていますので、英語をしゃべれるようになるのであれば、国は教材・CD等を積極的に導入するはずです。
聞いてるだけでいいということでコストもそれほどかからないと予想されるので、導入に関するハードルは低いはずです。
それに加えてCDを聞いているだけでいいので隙間時間を有効に活用できますし、非常に効率よく英語を学習することが可能です。
こういうことが背景にあっても、それでも国が導入しない・していないということはやはり本質的に英語を聞いているだけでは英語はしゃべれるようにならないということだと思います。
②赤ちゃんが言葉を習得する過程では聞くだけではなくしゃべる
赤ちゃんが言葉を習得する過程においては聞くだけではなく、聞いてそれの発音を自分で発音してだんだんと上達してゆきます。
この過程を見ても、聞くだけで英語がしゃべれるようになることは難しそうです。
③「英語がしゃべれる」の定義があいまい
英語がしゃべれるようになるということの定義をはっきりさせておかないといけません。
おそらく聞くだけで英語がしゃべれるようになるといった広告は過大なものであると言えると思いますが、英語がしゃべれるということイコール日本人がすぐ英語をペラペラしゃべれるということとは限りません。
英語でThank youと言うだけでも英語をしゃべれるといえなくはないのです。
よって、英語を聞くだけで英語をしゃべれるようになるというのは完全な嘘ということはできません。
例えば、ピアノを弾けるということは大方の日本人は発表会等で発表できる程度のピアノの実力の持ち主であるというイメージを勝手に持ってしまうと思いますが、ピアノの鍵盤をポンとたたき、音を出すだけでもピアノを弾けると言えないことはないのです。
まとめ
英語を聞くだけで英語がしゃべれるようになるということは可能ですが、英語をペラペラしゃべれるようになることではなく、聞いた英語のほんの一部のみしゃべれるようになるだけであるというのが私の持論です。
よって、聞くだけで英語がしゃべれるようになるといった教材・CDは私は今後も使用することは一切ないでしょう。
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