昔書いたブログを整理していたところ、「有機ELディスプレイ」について書いた記事が出てきました。
当時は、有機ELテレビがようやく商品化され始めた頃。
「こんなに薄いディスプレイが作れるのか」と驚いた記憶があります。
有機ELディスプレイとは?
一般的な液晶ディスプレイは、画面の後ろにあるバックライトの光を利用して映像を表示します。
一方、有機EL(OLED)は、画面を構成する素子そのものが発光します。
そのため、液晶と比べていくつか大きな特徴があります。
1.薄型化しやすい
バックライトが必要ないため、ディスプレイを非常に薄くできます。
当時の記事では、厚さわずか0.3mmという試作ディスプレイを見て、
「この薄さ!」
とかなり興奮していました。
今見ると少し大げさですが(笑)、当時としてはかなり衝撃的な技術でした。
2.黒をきれいに表現できる
有機ELは、黒い部分では画素そのものを発光させないことができます。
そのため、深い黒を表現しやすく、映像のコントラストを高くできます。
映画やゲームなどで有機ELディスプレイが好まれる理由の一つでもあります。
3.ディスプレイの自由度が高い
当時の私は、
「これだけ薄くできるなら、新しい広告にも使えるのでは?」
と書いていました。
その予想自体はそれほど外れていなかったように思います。
その後、有機ELはテレビだけではなく、スマートフォンやウェアラブル端末など、さまざまな製品に使われるようになりました。
当時はまだ課題も多かった
もちろん、有機ELにはメリットだけでなく課題もありました。
当時よく指摘されていたのが、
- 大型化の難しさ
- 寿命
- 製造コスト
といった問題です。
新しい技術が登場しても、研究室で作れることと、大量生産して一般消費者が買える価格にすることはまったく別の話です。
技術そのものだけでなく、「どうやって量産するか」が重要なのだと思います。
昔の記事を読み返すのも面白い
この記事を書いた頃、有機ELはまだ「次世代ディスプレイ」という印象の強い技術でした。
それが今では、日常的に使う製品の中に普通に入っています。
昔の技術ニュースを読み返してみると、
「当時期待されていた技術が、その後どうなったのか」
を確認できるので結構面白いです。
今後も昔書いた技術系の記事を、ときどき振り返ってみようと思います。


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